見つめるその視線の先には何が見えるのかな。
麗らかな早春の陽射しの中海辺を歩く。
波打ち際から離れているのに、ズボンの裾を少したくし上げている。
恐がりやさんですか。
君を守るチチは側にいるんだよ。
いつだったか、守りきれなくて二人で転びびしょ濡れになったね。
その時のことを思い出したのかな。
一時の幸せな午後だった。