ほんとうに気持ち良かった

野反湖キャンプ場

 2005/9/17-19
朝7時前、P泊した道の駅から山道を走り、登りきったらこの風景が広がる。
昼夜の気温差で暖かくなった湖面からの水蒸気を集め、湖面の上に雲が広がっている。
眼下の雲だ。
もう少し早くに着いていたらと後悔する。太陽に照らし出される雲の動き、色をもっと見ていたかった。
天候に恵まれたこんなチャンスはそうないだろうに。
対岸にこれから行く野反湖キャンプ場らしき人工物が見える。観光地化されていない湖で、周囲には何箇所か休憩所があるのみ。
こういう場所でキャンプをしたかった。

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キャンプ場の受付は8:30から。
駐車場には既にmo-chan家が到着しており、車内で仮眠中だった。思わずシャッターを切ったのだが、当然ながら公開は出来ません(爆)
野反湖キャンプ場は第1キャンプ場がバンガロー、第2キャンプ場がテントサイトとなっている。
テントサイトでのキャンプはバックパック以外は、道具を一輪車、リヤカー(S、M、L)を使って約15分歩いて運ぶことになる。
この道のり、以前は未舗装でデコボコ、坂道ときつかったようだが、遊歩道はウッドチップで固められておりだいぶ楽になったようだ。
我が家はLのリヤカーを借りて運んだ。かなり減らしたはずなのに満載状態となってしまった。
上り坂では僕の力ではリヤカーの跳ね上げを抑えきれず、ちいにゃと交代する。結局、今回のリヤカー担当はちいにゃ。持つべきは力持ちの嫁(自爆)

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テントサイトは遊歩道沿い、炊事棟・トイレ棟前の広場、広場の上、下にエリアが分かれている。
湖面よりの広場に設営しようかとも思ったが、敢えてリヤカーからまた荷物を運ぶ、広場下段のエリアに設営した。この判断は後で思うと大正解だった。
下段のエリアは斜面になっており、平坦な場所を探すのが大変だ。
後から合流するYPAPA家用にも確保して、2泊3日のサイトが出来た。
今回は晴れの天気予報が続いていたので、タープは持って来ず、夜露対策用にモノポールシェルターを使う。

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野反湖周辺にはいくつかのトレッキングコースや登山道の入り口がある。
どれも初・中級者向けだ。
その中の一つ、エビ山登山に一人で出かけた。
いきなり、上りだ。自分の背丈ぐらいある笹藪のコースを歩く。梯子のような段差を乗り越える。

廻り目平のトレッキング時と同じく、心臓がバクバク。
30分位歩いた頃、降りてこられたご夫妻と擦れ違う。
「頂上まで後どのくらいですか?」
「そうね、1時間くらいですよ。頂上からは素敵な景色ですよ。お気をつけて♪」
「は、はい。」
この会話の10分位後にUターンしました(涙)
・左足親指が痛くなった。
・水を持ってくるのを忘れた。
・昼食はロッジで食べようと約束していた。
・暑くてしんどかった。
・熊除けの鈴を持っていなかった。
以上、撤退した言い訳です・・・。
今週の上高地ではこの言い訳を使えません(自爆)

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広場のテントサイトは、とてものんびりとキャンプを楽しむって状況でなくなっていた。
3連休と言うことで、隣との境もわからないくらいの密度でテントが張られている。
トイレ棟前はおろかゴミの集積場前にも張られいるのだ。
到着時間が遅くなってこのエリアに張らざるを得ない状況になっていたら、僕は帰ることでしょう。

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空は同年代の男の子2人を連れて一緒に遊びまわる。
5月のやまぼうしでのキャンプ以来の再会で、彼らは一気に盛り上がる。
広場から降りる道で遊んでいた空が戻って来た。
「ズボン汚してもいい?」
「うん、いいよ♪」
道に戻り滑り台として遊び始めた。
僕もちいにゃも遊んで服を汚しても、怒ったことなどないのに気にして聞いてきた。
怒られると思ったのだろうか。それとも着替えを心配したのだろうか。
理由を聞いてみたいな。

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月明かりはとても明るいのだと今更ながら思った。
湖面が明るい。ランタンを消しても不自由は全くなかった。
明るすぎて星空が期待ほど見えなかったのが残念だ。
今回も食事が終わったらランタンを絞り、ゆったりと時を過ごす。
1日目の夜はYPAPAご夫妻と、小さな焚き火を囲みお話を、2日目の夜はmo-chanご夫妻とお話を。
一緒に誘い合ってキャンプに来ても、つかずはなれずの距離でお互いのプライベートな時間を持ち合うことが大切なんだと思う。

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特に何をするでもなく、気が向けば雑誌を広げたり、湖畔を散策したり、美しい自然の中で過ごす時間はとても贅沢なことだ。
そんな贅沢をもっと増やしていこう。

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キャンプ場 ミニインプレ
URL

BE-PALの「ほんとうに気持ちいいキャンプ場100」に紹介されているように、とても素敵なキャンプ場です。
リヤカーで荷物を運ぶことさえ厭わなければ、是非、訪れてみてください。
お風呂や売店に行くのに15分かかったっていいじゃないですか。
炊事場やトイレなどもキレイに維持されているし、ためらうことはないです。
今回はずっと天気に恵まれていたので、雨天や風の強い日などの状況は不明です。
天候によって印象は随分と変わりますから。
それから、行くなら朝一番のチェックインを目指しましょう。
リヤカーの空き待ちもないし、テントサイトを「選べます」。もちろん混雑時期ですよ。
我が家では「年に1度は行きたいキャンプ場」リストにランクインされました。

ほんとうに気持ち良かった」への8件のフィードバック

  1. stone

    いいとこ(キャンプ場)見つけましたね。
    さっき北海道(kenjiさん)に行ってきていいな、いいなと思いましたが、ここ(野反湖)もいいですね~。
    南乗鞍も良いし。
    上高地も良いし、ぅ~ん結局キャンプできればどこでも良いってことか(爆沈)

  2. YPAPA

    いつもながらレポのUPの早さに敬服です。
    レポのとおり、本当に気持ちのよいキャンプ場に
    ご一緒させていただけて幸せでした。
    混雑だけでなくうちが騒がしくてご迷惑だったのでは、と
    少し申し訳なく思っています。

    こんどは上高地ですね。
    いってらっしゃい、気をつけて♪
    今度は絶対静かでしょうから(笑)

  3. ひらりん

     相変わらず綺麗な野反湖を見て安心しました。
    もう7-8年前にflyfishingで行ったことがあります。
    その時は、釣りがメインなのでキャンプ場の印象は
    はっきりとは覚えていませんでしたが、1997の
    釣行記に気に入ったと自分で書いていました。。。。
    できれば、平日に行きたいところの一つでしょう!

  4. かんこなのママ

    とってもきれいな野反湖ですね。三連休にキャンプに行かれた方は皆さんお天気最高でよかったですねー^^ 。
    ちいにゃさん、リヤカーお疲れ様でした。腰大丈夫でしたか?混雑している中、ステキな場所に張られましたね~。私もお天気のよい時に再度行ってみたいです~。

  5. たぁくん

    野尻湖はやっぱり綺麗ですね~。私もこの連休で十五夜を楽しむのに丹沢に行きました。ランタンなしの月明かりは都会では考えられないですね。上高地へは気をつけて行ってきてください。

  6. でっぱ

    野反湖に行ってみようと思っている方が、このレポを見て行く決心が付いたならシアワセです。
    でも、本当は誰も行って欲しくないのですが(爆)

    不便を楽しみましょう♪
    素敵な時間を過ごせますよ。

    明日の夜からは上高地^^

  7. sakakibara

    野反湖行ってきました。本当に美しい景観でした。
    2泊しましたが、天候がめまぐるしく変わり1日1回は雨が降り、午前中は風も強かったです。こちらに宿泊するには、天気予報にかかわらず、当然雨具は必携です。
    トイレと炊事塔は、とても綺麗で気持ちよかったです。
    暇つぶしに湖で糸を垂れたら、虹鱒が釣れました。胸、尾ひれが退化した養殖ものでした。(入漁料1000円)
    トレッキングの団体の方が、たくさん通りました。人が通る度にタープの中を覗かれ、それぞれいろいろ感想を述べられていました。(この次は、テントを張る位置は考えようと思います)
    一晩だけ星が見れました。首が痛くなるほど眺めていました。空にこんなに星があるなんて…

  8. でっぱ

    こんにちは。
    野反湖で楽しまれたのですね。再訪したいと思いつつ行けていません。
    星空を眺めるには寝ころぶのが一番です(笑)

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